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ラブカルチャースクール 2
第28章 Lesson マッサージ
クチュ…クチュ…チュ…

あぁ…セイジの唇に触れてると…
凄く落ち着く。

絡まり合う舌にもっと激しく吸い付こうとすると…

ピチャン… 

舌が解かれ…唇が離れた…。

ドックン…

もう…時間が来ちゃった?

慌てて壁に掛けられた時計を確認すると 、まだ20分は残っている。

「セイジ…」

不安で声が震えそうになりながら、名前を呼ぶとセイジは瞼を少し伏せ…
一旦、口をグッと結び…

「…この体勢…腰に負担掛かるから…ここに乗って…」

「へ…腿に?」

「うん…おいで…」

そう言ってセイジは照れ臭そうに笑って、私の身体を持ち上げて太ももに跨る様に乗せてくれた。

「ひゃぁ!」

「うん…これなら、楽だね」

「うん…」

大股広げて樹に抱きついてるみたいで、見てくれは格好悪いけど、密着度は抜群だ。

落ちないようにセイジが背中に腕を回してくれているが、私もここぞとばかりに抱きついて、セイジの喉元に頬を寄せた。 

トクン…トクン…と、セイジの頸動脈から鼓動が頬で感じられ、セイジらしい爽やかな香りが鼻腔に広がっていき、クンクンと匂いを満喫してしまう。

「はは…琴海、くすぐったい!」

「えへへ…セイジの匂いがする…」

「俺も琴海の匂いをかごう〜」

セイジも私の首元に鼻を埋めてきた。

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