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ラブカルチャースクール 2
第28章 Lesson マッサージ
せめてセイジの温度を感じていたい…。

胸元に顔を埋めて、ギュッと抱き付いた。

「琴海…」

セイジも再び背中に腕を回して、背中を優しく上下に撫でながら、抱き締めてくれた。

お互い押し黙って、ただ鼓動だけを感じている。

妙に静かな部屋なのに、壁に掛けられている電子時計からは秒針が聞こえない。 

「後…何分かな…」

「うん…15分くらいかな…」

「15分…」

「セイジ…」
「琴海…」

名前を呼び合う声が重なった。

「あ…何?琴海」

「セイジは?」

「琴海が先に言っていいよ」

セイジは朗らかな表情で微笑み掛ける。

「えっと…」

私が言おうとした事は…
『残り時間、キスしていたい』

その一言だけなのに…
なんだか凄く戸惑ってしまい、俯くと…

「琴海…挿入は出来ないから…指でいいかな…」

「へ…指で?」

いきなりのセイジの言葉に唖然とすると、セイジは私の身体を持ち上げて、施術台の上に仰向けに寝せ、下半身のレギンスをショーツと共に、素早く膝まで脱がせた。

「ひゃぁ!」

「ごめん…時間ないから…琴海は身体を楽にしてて」

セイジは端的に言うと自分の指を数本舐めて、まだ疼いて濡れているヒダと蕾を弄り出した。

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