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ラブカルチャースクール 2
第28章 Lesson マッサージ
ドッキン!!

だ、誰っ!?

私とセイジは目を合わせて、思わず息を潜めると…

「琴海様…そろそろお時間ですが…」

わぁぁぁぁぁぁ〜!
よりにもよって、やって来たのはヤナセだった。

思えばヤナセ以外現れる事もないんだけど、状況が状況だけに物凄く焦る。

「どどどどどうしよう〜!」

慌てて口をパクパクさせてると、セイジはニッコリ微笑んで

「琴海、落ち着いて…ヤナセがいきなりの部屋に入って来たりしないから…俺が話してくるから、琴海は取り敢えず下を履いて…」

落ち着かせてくれるように穏やかに説明するセイジの言葉に、コクンコクンと大きく頷いた。

温かい大きな手で頭を軽く撫でて、セイジはドアに向かって行く。

その背中を見詰めながら、慌ててレギンスを履き直そうとするが、上手く上がらない。

急げ…急げ…。

心臓がバックン!バックン!して、爆発でもしそうだ。

「ヤナセ…俺だけど…」

ドア越しにセイジが話し掛ける。

「セイジ…琴海様の施術…終わった?延長とかしなくても大丈夫そう?」

講師同士にはタメ語のヤナセの言葉遣いは新鮮だけど…
今『延長』って言いましたか?

もしかして、延長も可能だったの!?
だったらもう少し〜!

「あの…」

延長を言い掛けたら…

「うん…終わった…今着替えるからもう少ししたら、受付まで送るから…」

セイジは完了を伝えてしまった。

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