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ラブカルチャースクール 2
第28章 Lesson マッサージ
見詰めてくるセイジの瞳が、凄く優しい。

ドキドキ…する…。

いつまでもこの笑顔を…見ていたい。

合わせた視線を1ミリも逸らさず見詰め返していると…

徐々にセイジの顔は見えなくなった。

「セイジ…見えないよ…」

「ははは!そりゃぁタオルで覆ってるんだから、見えなくなるよ」

「でも…瞼もだけに載せれば…」

「う〜ん…琴海それはちょっと難しくない?」

「じゃぁじゃぁ〜棒状に丸めて当てるとか!」

「こうやって覆った方が早く腫れも引くと思うからさ」

「…そっか…」

セイジも言ってる事は正論で…
早くしないとヤナセを待たせてしまう訳で…

仕方ない…

けど…凹む…。

せっかくの30分の延長が、タオルで視界が真っ暗状態とは…
泣いた自分が悪かったけど…
情けなくて、また泣きたくなる。

自嘲的になりながら、無意識に下唇を突き出してしまっていたのか…

「ぷ…さくらんぼみたい…」

ツンツンとセイジが指先で突っついた。

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