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ラブカルチャースクール 2
第28章 Lesson マッサージ
セイジの舌が歯の裏の根元もくすぐり出す。

「あっ…ん…はぁ…」

舌に巻き付くように絡めてきて、左右に動かしたり、引っ張ったりと自在に操られていった。

クチュクチュ…ジュプ…

激しくなる舌の動きに、再び唾液が溢れ出し、口端から一筋の線を描きながら零れていく。

「んっふ…ヒェ…イ…ヒィ…はぁ…あぁ…」

いい加減タオルを取って欲しいのに…
セイジの手を取ろうして指を掛けたが、ビクともしない。

なんで…確かに冷やす為でも、頑な過ぎない?

セイジの行動の意図が読めなくて、不安になったけど…

ひたすら続く熱い口付けに…
思考がボンヤリと蕩けてきた。

「ん…はぁ…クチュ…うふぅ…」

身体もポカポカして気持ちイイ…

セイジの触れる唇…肌…指に…
夢見心地されて…

本当に眠くなってきた…。

チュッ…

唇が離る音が小さく響き…

「セイ…ジィ……」

寝言の様に名前を呼ぶと

「琴海…これで施術は終了だよ…」

「ふぅん…しゅう…りょ…すぅ…」

「お疲れ様…琴海…」

セイジの囁く声が遠くに聞こえる…

最後に軽く何かが唇に触れた感覚がしたけど…

何だったのかな…。


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