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ラブカルチャースクール 2
第28章 Lesson マッサージ
アメリカンドッグを頬張ったまま、ヤナセに見惚れてガン見してしまう。

私の怪しい視線に気付いたヤナセは

「琴海様…私の顔に何か?」

「あ…いえ…フランクフルトもお似合いだなぁ…と…」

咄嗟に口を衝いてしまった言葉に、ヤナセは一瞬固まり

「プッ…クスクス…フランクフルトが似合うって…生まれて初めて言われました…クスクス…」

ヤナセは肩と、手に持ったフランクフルトを小刻みに揺らしながら笑いだした。

「ですよ…ね…」

ヤナセの学生時代は想像出来ないけど、きっと周りの子たちは遠巻きに見てたに違いない。

そんな事を考えつつモグモグとアメリカンドッグを食べ終わり、水を飲もうとペットボトルを手に取ると…

「琴海様…失礼します…」

突然顎に指が掛かり、グイッとヤナセの方に顔を向けさせられた。

「なっ!」

何事っ!

カッ!目を見開くと、ヤナセの綺麗なお顔がドアップ!

うきゃぁぁぁ〜!近い!近い!

目を少し伏せて長い睫毛が影を落としたヘーゼルが色っぽく揺らめき…

ヤナセの親指が口の端をそっと撫でた…。

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