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ラブカルチャースクール 2
第28章 Lesson マッサージ
ネックレス………?

「あぁっ!!」

私、ボンヤリしてネックレスつけて無かった!!

慌てて胸元に手を当てると、ネックレスは首にちゃんとぶら下がっていた。

「あれ…ある…?」

そんな様子をヤナセはジッと見詰め

「先ほど…寝ていた時からつけてましたよ…」

ドックン…

手をギュッと握り、胸元のハープを包み込む。

セイジだ…

寝ている間に、セイジがつけてくれたんだ…
でも…なんでかな?

ヤナセも一口水を飲むと、コクリと小さく喉を通る音が聞こえ

「施術の際は…基本的ネックレス等のアクセサリーは外して頂いてます…琴海様はつけたまま施術台で眠られていたので…外さなかったか…若しくは終わって直ぐにつけられたのかと…」

そっか…
些細な事の様で、スクール的には問題だったんだ。

きっとヤナセは、『セイジに限って』と思ったんだろう。

「ちゃんと外したんです…外した後はドレッサーの小物入れに入れておきました…」

「そうですか…では、琴海様が眠っている間にセイジがネックレスだけ…つけていったんですね…」

多分そうなんだろうけど…
ヤナセに改めて念押しされると、物凄く恥ずかしくなる。

「ですかね…寝ぼけて忘れて行かない様に…してくれたんじゃないかと…」

セイジの気遣い…
単純に、そう思った…。

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