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ラブカルチャースクール 2
第28章 Lesson マッサージ
「あ…もう着くんですね…」
なんかあっという間だったな…。
「本当は…マンションの入り口までお送りしたいんですが…」
ヤナセは気を使ってくれた上、申し訳なさそうな顔をする。
もしまたこないだみたいに、タイミング悪く旦那と鉢合わせしかねない…
でも旦那ならヤナセの顔を見たら逃げて行くだろうけど…
それより顔見知りの人に会う方が厄介かもしれない。
「ここで大丈夫です!本当に有難うございました!」
「近いですが…お気を付けて…」
「はい…ヤナセさんはスクールに戻るんですか?」
受け持っている生徒は私だけではないし、毎日遅くまで仕事していると聞いた事もある。
「クス…大丈夫ですよ…今日必要な分は終わってますから…私もこのまま帰ります…」
「そうですか!なら良かった〜」
正直ホッとして、両手で胸元を押さえると
「クスクス…ご心配頂き…恐縮です…」
優しく微笑む顔を斜め80度くらいに傾け、サラサラと髪を揺らす仕草は世の中の女性を悩殺しそうなほど妖艶だった。
また見惚れてしまいそうなのをグッと堪えて
「いえ…いつもご心配頂いてるのは、私の方ばかりなんで…今の私があるのもヤナセさんのお陰です。本当に有難うございます…」
いざって言う時に、必ず助けてくれるのはいつもヤナセだ…。
外そうとしたシートベルトを握りながら、ペコリと頭を下げると…
「違いますよ…私は…ラブカルの講師たちは…琴海様みたいな、頑張ろうとしている女性の方々の存在に支えられているんです…」
頭の天辺にヤナセの穏やかな声が、降り注いできた。
なんかあっという間だったな…。
「本当は…マンションの入り口までお送りしたいんですが…」
ヤナセは気を使ってくれた上、申し訳なさそうな顔をする。
もしまたこないだみたいに、タイミング悪く旦那と鉢合わせしかねない…
でも旦那ならヤナセの顔を見たら逃げて行くだろうけど…
それより顔見知りの人に会う方が厄介かもしれない。
「ここで大丈夫です!本当に有難うございました!」
「近いですが…お気を付けて…」
「はい…ヤナセさんはスクールに戻るんですか?」
受け持っている生徒は私だけではないし、毎日遅くまで仕事していると聞いた事もある。
「クス…大丈夫ですよ…今日必要な分は終わってますから…私もこのまま帰ります…」
「そうですか!なら良かった〜」
正直ホッとして、両手で胸元を押さえると
「クスクス…ご心配頂き…恐縮です…」
優しく微笑む顔を斜め80度くらいに傾け、サラサラと髪を揺らす仕草は世の中の女性を悩殺しそうなほど妖艶だった。
また見惚れてしまいそうなのをグッと堪えて
「いえ…いつもご心配頂いてるのは、私の方ばかりなんで…今の私があるのもヤナセさんのお陰です。本当に有難うございます…」
いざって言う時に、必ず助けてくれるのはいつもヤナセだ…。
外そうとしたシートベルトを握りながら、ペコリと頭を下げると…
「違いますよ…私は…ラブカルの講師たちは…琴海様みたいな、頑張ろうとしている女性の方々の存在に支えられているんです…」
頭の天辺にヤナセの穏やかな声が、降り注いできた。