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ラブカルチャースクール 2
第29章 M Lesson 11回目
ナツにマスターコースは下着を付けてない事を知らされてなかった様だ。

「誰かに、聞いてなかったの?」

「はい…琴海さんの申し送りしか見せて貰ってなくて…講師は同志でもレッスン情報は報告以外は基本しないんです…」

「そっか…マスターはスタンダードみたいなムード作りって言うより、テクニックメインな感じなんだよね…」

マスターが初めてなナツより、私の方が経験がある事になる。

「琴海さん…なんか…先輩みたいっす…」

「あ…いや、全然だよ…マスターに来ても講師たちにリードして貰ってばかりだもん…」

「うぅ…俺…四天王みたいに出来ないっす…」

ナツ…それは、皆そうだと思うよう〜。

「とにかくさぁ、スタンダードの延長だと思ってすれば大丈夫だよ!ナツだって、ラブカル講師なんだから!自信持って!」

「琴海さん……あざっすぅぅぅ〜!」

ナツは瞳を輝かせ、犬が飼い主に飛び付くみたいに両腕を広げてダイブしてきた。

身体に腕がガッチリ絡まり抱き竦められたまま倒れ込み、ベッドとナツに勢い良く挟まれる。

「きゃぁぁぁっ!」

バッフンッ!!

身体がリバウンドする反動が、逃げ場をなくしてベッドを揺らす。

「もう…ナツ……あっ…んん…」

相変わらずなワンコ振りに一言言おうとした途端、端整なナツの唇が覆い被せられ…

キスされた…。

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