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ラブカルチャースクール 2
第29章 M Lesson 11回目
あ…やっとレッスンらしくなった…。

スタンダードコースの時は、ナツでも凄くドキドキした。

今、こうやってキスしてると逆に不思議な気分になってくる。

別にナツは下手ではない…
ラブカル講師が務まるくらいなんだから、世間一般の同世代の中ではテクニックはあるんだろう…

ただ…セイジやマサキみたいなテクニシャンな先輩に囲まれてしまった上、マスターに来たらラブカル四天王までいる…

否応無しに若いナツには、プレッシャーだよね…。

なんて事考えられる余裕まであったりした。

胸元まで脱がされたローブはそのままで、ナツの大きな手のひらが背中と頭に回されている。

唇を食む様に下唇を私の唇に、顔の角度を変えながら、何度も擦り付けてきた。 

クチュ…チュ…チュプ…

ナツはキス講習効果も利いたのか、キスもちょっと色っぽさがが加わった気がするけど…

ペロリ…

「んっ…はぁ…ふふふ…」

時たま舌で舐められると、大型犬にじゃれつかれてるみたいな気分だった。

つい笑みが零れてしまうと、ナツは唇を離し

「琴海さん?」

心配そうに覗き込んでくる。

「あ…ごめんね…なんかナツにこういう風にされるの久々で…和んじゃって…」

ナツは褒められたと思ったのか

「和んでるなら良かったっす!」

嬉しそうに微笑んだ。

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