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ラブカルチャースクール 2
第29章 M Lesson 11回目
ナツは慌てて四つん這いになって、顔を覗き込み

「琴海さぁん!大丈夫ですかぁ〜?」

心配して聞いてきた。

「う…ん…何とか…」

倒れた事より、頭に血が昇ってフラフラしている。

真っ裸で仰向け状態も微妙だから、もそもそと上体を起こして膝を付いてナツを見ると、しょげた犬コロみたいになってた。 

「ナツ…」

最後あんな風に終わってしまったから、決して成功したとは言い難い…

「琴海さん…今のって…どうでしたでしょうか…」

ナツも神妙な面持ちになる。

流石に嘘の報告は出来ない。

もし上手く誤魔化しても、後でバレたらもっと大変な事になるだろうし…

ヤナセの目を潜るなんて無理だろう…。

「正直…失敗じゃないかな…」

ナツのためにも、ハッキリ言った。

「ですよね…何がいけなかったっすかね…」

「う〜ん…テクニックと言うより…もっと根本的な事かも…」

「マジッすか!直します!琴海さん、教えて下さい!」

まさか直ぐに調子こいちゃう所とは言い難い…。

「えっと…ナツはテンション上がっちゃうと暴走し易いから、そこを気を付けるだけでスッゴォ〜く!良くなると思うんだよね!」

アドバイスを聞いたナツは少し項垂れ

「あ…また俺…暴走…しちゃったんすね…」

ええっ!無意識なのか!

「うん…そこを…自覚出来ると良いよね…」

思いのほかフリーダムだな…ナツ…。

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