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ラブカルチャースクール 2
第29章 M Lesson 11回目
「右に曲がりまぁ〜す…」

摩擦の強い挿入角度に、ポルチオがググッと押し込まれる。

引っ張られる身体が宙で、プルっと震えた。

「う…うぅ…」

「次〜左、旋回ぃ〜」 

さっきの失敗を教訓に、ゆっくりと回すナツの姿は船を漕ぐ船頭さんみたいだ。

「あぁぁぁ…あひゃぁん…」

ちょっと変な声になっていると

「琴海さぁ〜ん、大丈夫っすかぁ〜!」

ナツの声が上から降ってくる。

「ひゃい…ひょうふ〜」

頭の天辺をベッドに擦り付けられながら、辛うじて声をだした。

「あと一回だけ回したら、下ろしますね〜!」

「ふぁぁぁぁ〜!」

ゴルフのキャディさんみたいな返事に、ナツは応えるように足首を握る手に力がこもった。

「右ぃ〜!」

「ふにゃぁぁぁぁ〜!」

「左ぃぃ〜!」
 
「あひゃぁぁぁぁ〜!」

「フィニッシュ〜〜!!」

ラストにナツは、腰を小刻みに動かした。

「うきゃぁぁぁぁ〜〜!!!」

ズゴゴゴゴンッ!

激しい電流が脳を衝き、水風船が割れた みたいに弾け飛ぶ。

「ふぁっ…あぁぁ…うっ!」

襲ってくる衝撃は、まるで工事現場のドリルで穴を掘られた気分だ。

ドリル攻撃が終わり、挿入した幹を抜かれる。

ナツはまな板に魚を載せるように、グッタリしている私の身体をベッドに横たわらせた。

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