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ラブカルチャースクール 2
第29章 M Lesson 11回目
普段のレッスンだったら、48手以外に最後にしっかりフィニッシュを決めてくれるが…

「ナツ…『立ち松葉』もちゃんと出来たし、今日はこれで終わりにしよっか?」

「あっ!そうっすね!なんかマスターってあっさりしてますね!」

私の提案を素直に聞いた。

元々マスターの講師ではないし、これ以上下手に色々させない方が、お互いのためだろう…

「じゃぁ…落ち着いたら、私は着替えるね」

ナツが飛び跳ねる様に覆い被さってた身体を退けて、 押し潰されたカエル状態から解放される。

「分かりました!今日は本当に有難うございました!」

律儀に正座をし直して、武術の後の様に綺麗にお辞儀をするが、真っ裸で股を開いているからちょっと格好がつかない。

「う、うん…私こそ今日は凄い勉強になって良かったよ…マスターでナツのレッスンを受けられるのもある意味貴重だよね」

ナツが補習にならなければ、教養にしても、一緒にレッスンすることはなかった訳だ。  

『キス講習』の時だって、セイジと濃厚レッスン出来たのも、ナツが居てくれたお陰もある。

「そんな風に言ってくれるのは琴海さんだけっすぅ〜!」

ナツは、ニコニコ笑って嬉しそう。

「ははは〜厳しいかもしれないけど、先輩たちもきっと期待してるよ!今度は私が講師になった時に一緒に研修受けようね!」

そうなったらきっと凄く楽しいだろうな…。

「はい!楽しみっすね!」

真っ裸で爽やかに笑ってくれるナツの笑顔が、これからもずっと変わらないでいて欲しいと思った。 

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