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ラブカルチャースクール 2
第29章 M Lesson 11回目

珈琲を注いだカップを差し出し、一口飲んだナツは
「美味いっす!なんか今日は琴海さんの方が、講師みたいっすね!」
ナツの事だからお世辞抜きで言ってくれているんだろうけど
「へへ…有難う〜そう言って貰えると嬉しいけど、まだまだだよ…」
たまたまなのか…
ヤナセや四天王…セイジとか…
カリスマ講師に囲まれてきたから、自分はまだまだ小さく感じる…
実際、小さいんだけどさ…。
「講師になりたいとは言ってるけど…実際は本当に厳しいよね…」
『掟』一つとってもそうだ…
その中で…
ヤナセの様に細やかに…
ワタリの様にストイックに…
ホズミの様に朗らかに…
ハナブサの様に賢く…
そんな理想通りになんて、幻想に思えてくる。
改めて四天王の所以が、物凄く納得だった。
きっと一生特別講師の足元には及ばないんだろうけど…
私の出来る精一杯を頑張っていきたい…。
「よっしゃぁ〜!頑張るぞ!」
気合を入れて勢い良く立ち上がる。
「琴海さん?」
そんな私に驚くナツに
「ナツ!私もう行くね!今日は本当に有難う!」
「あっはい!あざっす!」
最後にナツの満面の笑顔を見届け、意気揚々とラウンジに戻ろうとドアを開ける…
ガチャッ!
「あ…れ…?」
「お疲れ様です…琴海様…」
そこには今日も麗しの貴公子…
ヤナセ様がお待ちになられていた。
「美味いっす!なんか今日は琴海さんの方が、講師みたいっすね!」
ナツの事だからお世辞抜きで言ってくれているんだろうけど
「へへ…有難う〜そう言って貰えると嬉しいけど、まだまだだよ…」
たまたまなのか…
ヤナセや四天王…セイジとか…
カリスマ講師に囲まれてきたから、自分はまだまだ小さく感じる…
実際、小さいんだけどさ…。
「講師になりたいとは言ってるけど…実際は本当に厳しいよね…」
『掟』一つとってもそうだ…
その中で…
ヤナセの様に細やかに…
ワタリの様にストイックに…
ホズミの様に朗らかに…
ハナブサの様に賢く…
そんな理想通りになんて、幻想に思えてくる。
改めて四天王の所以が、物凄く納得だった。
きっと一生特別講師の足元には及ばないんだろうけど…
私の出来る精一杯を頑張っていきたい…。
「よっしゃぁ〜!頑張るぞ!」
気合を入れて勢い良く立ち上がる。
「琴海さん?」
そんな私に驚くナツに
「ナツ!私もう行くね!今日は本当に有難う!」
「あっはい!あざっす!」
最後にナツの満面の笑顔を見届け、意気揚々とラウンジに戻ろうとドアを開ける…
ガチャッ!
「あ…れ…?」
「お疲れ様です…琴海様…」
そこには今日も麗しの貴公子…
ヤナセ様がお待ちになられていた。

