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第29章 M Lesson 11回目

「あ…すみません…」

余りに恥ずかしくて謝ってしまうと、ヤナセは優しく微笑んで励ましてくれた。

「触られてたら…意識もしてしまいますよね…もう少しですので、辛抱して下さいね…」

「はい…」

うぅっ…乳首を触ってても、なんて貴公子なんだろう。

ヤナセに向かって合掌しそうになると、今度は人差し指と親指で乳首を挟まれ…

ピリリリ…

「あぁぁっ…」

快感に背中が、小さく震えてしまった。

それでもヤナセは色んな角度から乳首を挟み、更にプニプニと少し指先に力を入れる。

「はぁぁぁ…」

下腹部の奥が疼いて、ジンワリと液体が滲んできてしまう。

「ヤナセ…さん…あぁ…もぅ…」

顔をしかめると、ヤナセは再度乳首を軽く押し

「かなり…痛いですか？」

状態を聞いてきた。

やぁ〜ん！
痛くないです！
寧ろ気持ちがイイなんて言えなぁ〜い！

「それほどには…」

「畏まりました…切れてはないようですね…滲みたりも大丈夫そうですか？」

「はぁ…はい…」

「分かりました…」

ヤナセの指が乳首から離れて、薬箱に移動する。

やっと触診が終わるんだぁ〜。

ホッと一息吐いたが…
まだまだ、続きが待ち構えていた。