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ラブカルチャースクール 2
第29章 M Lesson 11回目
1分くらいしただろうか…
やっとヤナセは重ねた手を上げ、指先に軟膏を付けた。

今まで生きてきて、一番長く感じた1分間だったわ…。

「少し…冷めたいかもしれませんが…」

「いえいえ!温めて頂いたから大丈夫です!」

冷たくっても我慢しますよ!
とにかく早く、胸をしまいたいです!

「クス…出させたままで…申し訳ありません…」

そんな私の心をヤナセはまた読んだ。

「えっ…いや…診て貰ってますし…」

なんやかんやで、マスターに来てから更にヤナセに手間を掛けさせている…
我が儘は言える立場ではない。

ペチャ…

指先の軟膏が、まだ硬く尖ったままの乳首に添付される…。

「ひゃ…」

「冷たいですか?」

「あ…いえ…大丈夫で…ぇ…んぁ…」

ヤナセの指が…
優しく…ゆっくりと…
乳頭に薬を擦り込んでいく…。 

ヌルヌルと滑り、くすぐったさと気持ち良さに、また声を漏らしてしまう。

「はぁ…ぁ…ヤナ…」

「大丈夫ですよ…琴海様のお胸は…可愛らしいですから…」

「ふぁ…やぁ…んん…」

このタイミングで、そんな事を言わないでくださぁい!!

ただ薬を塗られているだけなのに…

優しく撫でられる度に、下腹部がドックン!ドックン!と大きく疼いてしまった。

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