この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第29章 M Lesson 11回目

カタカタカタカタ…
「琴海様…次のレッスンのご予定はいかがされますか?」
ヤナセはいつもの軽快なキー捌きを見せながら、次回のレッスンの確認をしてきた。
「えっと…次は教養を受けようかと思います」
「教養ですね…ここの所実技が続いてましたので…お身体を休めるためにも宜しいかと…」
「はい…教養も…頑張らないとですね…」
「クス…はい…卒業レッスンには筆記はございませんが…カリキュラムですので積極的に受講されると宜しいかと…」
そうだった!
試験があるか聞こうと思っていたんだ!
ヤナセ、本当になんでもお見通しだ!
尊敬の眼差しを向けると、ヤナセは目を合わせて…
「琴海様…次回の教養は…ナツはおりませんので…」
ドキッ…
突然振られたナツの話題に、この後呼び出されていた『特別室』が頭を過り、ナツの行く末が気になってしまう。
「ナツ…次は、居ないんですか?」
「はい…本日でナツの補習は修了ですので…」
「て…事は…」
ナツのラブカル運命の選択肢は…
『2つに1つ』なんだ…。
講師として残るか…
講師を…
辞めさせられるか…。
そう思った途端…
ドクン!ドクン!ドクン!
凄い速さで脈が打ち出した。
「琴海様…次のレッスンのご予定はいかがされますか?」
ヤナセはいつもの軽快なキー捌きを見せながら、次回のレッスンの確認をしてきた。
「えっと…次は教養を受けようかと思います」
「教養ですね…ここの所実技が続いてましたので…お身体を休めるためにも宜しいかと…」
「はい…教養も…頑張らないとですね…」
「クス…はい…卒業レッスンには筆記はございませんが…カリキュラムですので積極的に受講されると宜しいかと…」
そうだった!
試験があるか聞こうと思っていたんだ!
ヤナセ、本当になんでもお見通しだ!
尊敬の眼差しを向けると、ヤナセは目を合わせて…
「琴海様…次回の教養は…ナツはおりませんので…」
ドキッ…
突然振られたナツの話題に、この後呼び出されていた『特別室』が頭を過り、ナツの行く末が気になってしまう。
「ナツ…次は、居ないんですか?」
「はい…本日でナツの補習は修了ですので…」
「て…事は…」
ナツのラブカル運命の選択肢は…
『2つに1つ』なんだ…。
講師として残るか…
講師を…
辞めさせられるか…。
そう思った途端…
ドクン!ドクン!ドクン!
凄い速さで脈が打ち出した。

