この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第29章 M Lesson 11回目
「琴海様のお気持ち…ナツに確と伝えておきますので…」

「ヤナセ…さん…」

「ナツも元気になると…思います…」

そう言って微笑むヤナセの瞳は本当に優しくて…

ナツはきっと、ラブカル講師でいられると安心出来た…。

今度ナツと何処で会えるかまだ解らないけど、次会えた時は手を取り合って踊ってしまいそうだな。

想像すると、自然と笑いが込み上がる。

「琴海様?」

伺う様にヤナセは首を傾けると、柔らかい髪が小さく揺れた。

そんな仕草に見惚れながら、ヤナセの気遣いに頭が下がる思いになった時、フッと思い出す。

「ヤナセさん…遅くなりましたが…これ借りたハンカチです…」

今まで返すタイミングを外してしまっていて、 思わず話しの途中でバッグから取り出した。

「あぁ…わざわざ洗って下さったんですか…処分して頂いて宜しかったのに…」

最初にヤナセがハンカチを貸してくれた時もそう言っていた。

一回なら未だしも何回も借りてしまって、数枚になっていたし…

「はぁ…でもブランド品ですから…勿体無いですし…」

ヤナセからしたら大した事なくても、一枚数千円はするでしょ〜!
庶民からしたら、捨てるなんてとんでもございません!
でも…お節介だったかな?

手のひらにハンカチを載せて、俯き加減になっていると

「クス…そうですよね…物は大切にしないといけませんよね…琴海様…有難うございます…」

ヤナセはニコッと微笑み重なりあったハンカチを受け取って、丁寧なお辞儀をした。

/2183ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ