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ラブカルチャースクール 2
第30章 M Lesson 教養T-T
「ハヤトさんダメっすよ〜!生徒さんにそんな事しちゃぁ〜!」

ナツが慌てて止めてくれようとしたが

「良いんだよ!どうせいつか講師になるんだろ!」

「な…!?」

ハヤトがそんな事を言ってくれるのは凄く嬉しいけど…

「痛いぃ!やぁ〜ん!」

この意地悪は、いい加減止め欲しいと思った。

数回グリグリし納得したのか、ハヤトはご満悦な顔で

「ふふん!まぁせいぜい頑張れよ〜!うっかり講師になれたら、いつでもしてやるからな!」

「酷ぉ〜い」

押されたこめかみに手を当てて、ハヤトを睨むと

「ハヤトさん…そんな今時の小学生もしなさそうな意地悪ですよ〜」

ナツがハヤトにナイス突っ込みを入れてくれた。

まさかナツに言われると思ってなかっただろうハヤトは

「う、煩いなぁ!元々はお前が悪いんだろう!」

照れ隠しの様にナツに突っかかる。

「へっ?俺、何かしましたっけ?」

もはやナツには、こうなった元凶を解る訳もなく…
て、言うか!
それどころじゃない!

「はっ!悪いけど、二人のコントを見てる場合じゃなかったわ!ヤナセを待たせてるから行かなきゃ!」

「琴海さぁ〜ん!頑張って下さいね〜!」

左右に振る尻尾が見えちゃいそうなくらい、エレベーターのドアが閉まるまで、ナツは元気に手を振っていた。

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