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ラブカルチャースクール 2
第30章 M Lesson 教養T-T
ヤナセに見送られて、教室に移動した。

今日は前回とは違う教室で、表示を探しながらキョロキョロしていると

「あれ〜!琴ちゃんじゃん!今日は教養なの?」

声を掛けられ振り向くと

「あっ!コウセイさん、こんにちは〜」

そこに居たのは、コウセイだった。

今日はやたら講師に会う日だな〜と思っていたら

「もしかして、今日の講習一緒かな?」

どうやらコウセイも教養講習を受けるようだ。

「へ?コウセイさんも補習ですか?」

ナツの件があったから、ウッカリ同じ感覚で聞いてしまった。 

「なっ!違うよ〜琴ちゃん!流石に補習組じゃないから!」

コウセイは戯けた感じで、肩を竦める。

「そうですよね…」

コウセイが補習になる事は、流石にないよね…。

「見学なんだよね〜マスター教養講習の〜いずれ自分もやらなきゃいけないからさぁ〜」

「あぁ!見学ですか!」

それなら納得だ!

「コウセイさんも教卓の前に立つ時が来るんだ〜!凄〜い!」

感動していると、コウセイは両手を頭の後ろで組み唇を尖らせ

「う〜ん…マスターも受け持つ様になったら、やたら忙しいんだよね〜スタンダードが懐かしいよ」

忙しいのがトラウマなのか、コウセイは出世とか考えていなさそうだった。

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