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ラブカルチャースクール 2
第30章 M Lesson 教養T-T
「はい!宜しくお願いします!一緒に受けられて光栄です!」

マサキの安心感は絶大だ。

例えどんな講義でも、フォローして貰える気がした。

マサキは優しく微笑んで、耳触りの良いバリトンボイスで

「席…俺たちの間に座る?」

そう言って、椅子まで引いてくれるエスコート振り。

「はい!有難うございます!」

椅子に腰掛けようとしたら、フレンチレストランみたいに椅子を合わせてくれた。

どこまでも紳士的なマサキ!
一緒に受講するのが、不思議になってくる。

マサキを尊敬の眼差しで見ていると

「琴ちゃん…そのジェントルマン振りに騙されちゃ〜いけないよ〜マサキが優しいのは、女性だけだからね〜」

コウセイがマサキをいじり出す。

「俺は皆に同じく接しているけど…」

「じゃぁ〜俺の椅子も宜しく〜!」

コウセイふざけた感じでお尻を突き出す。

やはりお尻が外せないんだね…コウセイ…。

「馬鹿言ってないで、自分で座れ…」

そんなコウセイをマサキは鼻であしらった。

「ほらね!冷たいでしょ!」

「あはははは…」

なんともフォローしにくい…。

「琴海さん…ほっといていいよ…いつもこうだから…」

「なんっ!ちょっとたまには優しくしてくれよ〜!」

あぁ…この二人もコンビみたい…。

色んな意味で今日の講習は楽しくなりそうだ。

キ〜ンコ〜ン…カ〜ンコ〜ン…

いよいよ講習がこれから始まる予鈴が鳴った。

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