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ラブカルチャースクール 2
第30章 M Lesson 教養T-T
ヤナセはホズミの頬を引っ張ったまま

「お前は終鈴がなるまで、マサキとコウセイの研修を続けてろ…話しはいつもの所に来い…」

「ふぁふぁっひゃふぁひょ〜!」

多分「分かったわよ〜!」と言ったんだろう…

やっとヤナセのプチ拷問から、姉さんは解放されると、涙目で少し赤くなった頬を両手でスリスリして

「もう〜ヤナセのサディスト!」

軽くヤナセを睨みつけた。

ヤナセは顔色一つ変えず、ホズミを一瞥して

「琴海様はもうここで終わらせる…三人ともレポートは詳細に上げてこないと…やり直しさせるよ…」

「えぇっ!とばっちりじゃない?」

「はぁ…それは…厳しいな…」

二人もヤナセに下された命令に、肩が落ち掛けていて可哀想だった。

「あ…あの…」

ここで終わりとは言われたけど…
ノーパンで戻るのはちょっと恥ずかしい。

ヤナセはやっといつもの優しい貴公子スマイルで

「琴海様…お疲れでしょう…化粧室に寄ってから受付に行きましょうね…」

スマートに事を進めていく。

「はい…有難うございます…」

慌てて立ち上がり、机にバッグに荷物を取りに戻る。

「しょぼ〜ん…チワワちゃん、またね〜!」

姉さんはグゥ〜にした手を目の下に当て、寂しそうに泣き真似をした。

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