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ラブカルチャースクール 2
第30章 M Lesson 教養T-T
あぁ〜!
一番避けたい事態が発生した!

誰も来ないと思って、鍵を閉めておかなかったのが運のツキ!

じゃ…ないけど、とにかくこのどうしようもない状況から脱したい。

「ヤナセさん…本当に…大丈夫です…」

明らかに挙動不審な私の態度。

散乱しているショーツとストッキング。

「琴海様?何かありましたか?」

ドックン…ドックン…

二つのヘーゼルが、ジッと見据えてくる。

「いえ…その……濡れちゃったもんで…拭こうとしてたん…です…」

言い終わると同時に、恥ずかしさと、情けなさで顔が真っ赤になってしまった。

そんな私をヤナセは、黙って見詰め

「畏まりました…これも当校の責任の一貫として…責任持って対処させて頂きます…」

「え…対処…ですか?」

ドキリッ!

益々風向きが怪しくなった。

ヤナセはニッコリ微笑んで

「琴海様…先ず濡らしてしまった箇所を拭かせて頂きます…」

「な…」

壁際に後退さると、その間にヤナセは素早くトイレットペーパーを綺麗に巻いて布巾の様にしているが…

もしかして…
もしかする?

サラサラの髪を軽く揺らし…

「琴海様…壁にお手を付いて…下さい…」

ヤナセはセクシーな低い声を響かせた。

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