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ラブカルチャースクール 2
第30章 M Lesson 教養T-T
なんか意味深に、微笑まれた様な気がするんですけど…

膝の上でモジモジさせていた指をほどき、紅茶を飲もうとカップに手を伸ばし掛けると…

「琴海様…ついでで失礼ですが…次のレッスンのご予約も承っていいでしょうか…」

「あっ!はい!次は実践の方で!」

パソコンの画面を見ながら手元だけが忙しく動かしてるヤナセの横顔は、綺麗な鼻筋が際立って見える。

「畏まりました…お日にちはいつに致しましょう…」

「今日のレポートも3日以内ですよね?」

「はい…出来ましたら…」

う〜ん…
バイトもあるし…
今回の教養レポートは書けそうな事がたくさんありそうだし…
書き終わったら力尽きてそうだしな…。

「来週の…いつもの時間で…」

「畏まりました…では…一週間後に実践レッスンでご予約承りますね…」

カタカタカタカタ…タッタン!

ピンと真っ直ぐ伸びる確定キーを弾いた中指を見ると、ドキドキと胸が高鳴りだす。

来週の担当は…誰かな?

ヤナセが立ち上がって、机から箱を取り出してきて

「琴海様…こちらがトレーナーのボールになります…念のためご確認を…」

箱の蓋が開けられると、ピンクで可愛い花柄のデザイン入りのトレーナーが入っていた。

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