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ラブカルチャースクール 2
第31章 Lesson お仕置き
歩き出すとトレーナーの異物感で、早足で歩けなかった。 

ヤナセが私の座る場所に立ち、待っていてくれているが、なんだか妙にガン見されている気がする。

「琴海様…」

「はい!」

名前を呼ばれたから返事をしたが、ヤナセはしばし黙って

「いえ…お席にどうぞ…」

どうやら椅子を引いてくれ様としているみたいだ。

どこまでも紳士なヤナセだが…
され慣れてない事に戸惑う。

それにやっぱりワタリの隣に、ちょっと気を引けながらワタリの後ろを通ろうとすると

「貸せ」

相変わらず仏頂面で、トレーを手から引っ張る様に取られる。

「あっ!」

ワタリはトレーから、ハヤシライスとカップをテーブルに素早く置いてくれ

「早く座れ」

ギロっと睨み付けてきた。

「はいっ!すみませんっ!」

親切なんだけど、怖いよ〜!

小さく飛び跳ねて急いでワタリの隣に行くと、案の定ヤナセが椅子を引いてくれた。

「有難う ございます…」

「突然…失礼致しました…琴海様…今から簡単にご説明致します…」

ヤナセも固定位置に座り、テーブルの上に指を組んだ手を置き、今から起きる事のキッカケを話し始める。 

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