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ラブカルチャースクール 2
第31章 Lesson お仕置き
姉さんはトレーを胸に挟み、両手を顎に当て

「チワワちゃ〜ん、そうなのよ〜!酷いの〜」

泣きべそをかきそうになっている。

「何が酷いだ…自分のした事の報いだろ…」

ヤナセは低い声で一言、刺さる様に言い放つと

「ビーフシチューとブルーマウンテン…」

注文を告げた。

「うっ…畏まりましたぁ…」

「笑顔で…」

「うふっ!ビーフシチューはパンとライスどっちにしちゃいますかぁ〜?」

「…パンで…」

手のひらで挟む様にメニューを閉じ、ヤナセはニッコリと微笑んで

「琴海様も宜しかったら…何かご注文して下さい…今日は全てホズミが払いますから…」

「えっ!私も?」

チラリと姉さんを見ると

「チワワちゃんなら良いわよ〜!デザートでもなんでも頼んで〜!」

ホズミは私にウィンクをした。

「なら遠慮なく、自分もビーフシチューとライス…グァテマラと抹茶パフェを」

ハナブサが、デザート付きで注文をした。

流石、和風男子!
デザートも、やや和風!

「なっ!お前も頼むのかい!」

歌舞伎役者みたいな顔をしたホズミに、ハナブサは中指で眼鏡を上げ冷ややかに

「今日はお店の売上に貢献するって言ってましたから、出来る限り食べさせて頂きます」

バサッ!
扇子を広げて口元を隠し、黒曜石の瞳を細めて妖しく光らせた。

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