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ラブカルチャースクール 2
第31章 Lesson お仕置き
「あのね…」

膝に手を乗せ屈んだままのホズミに、トレーナーの事を端的に説明する。

ホズミは一瞬目を見開いたが、直ぐに嬉しそうな表情になって

「うふふ〜早速…それもバイト中に実践してみるなんて、チワワちゃんはラブカルの模範生ね…」

同じ様に口元に揃えた指を当てて、私の耳元にコソッと囁き、 微笑みながら頭を撫でてきた。

「でも…力んだら出ちゃったの…だからヤナセが心配してくれて…」

「もう〜ほっといて欲しいわよね…乙女心を利用して、意地悪するんだから〜」

ホズミはヤナセの方をチラッと見て、顔をしかめて片目を瞑る。

二人でコソコソとヤナセの話しをしていると、本当に友達と乙女トークをしているみたいで楽しくなってきた。

姉さん見たいな友達がいたら…
人生もっと違った方向に行ってたかな?

なんて…
頭を過ったりもしてしまう。 
 
笑って話しを聞いてくれたホズミは『お仕置き』されながらも、楽しんでるみたいで、ちょっとホッとした。

「姉さん…スコーン出来そう?」

心配して聞くと

「うふふ…大丈夫よ〜一番面倒な生地はママが作ってくれてたから、あとは型を取って焼くだけよ…」

ホズミは両手を肩の位置に上げ、ファイトポーズをする。

「でも…150人分でしょ…」

「う〜ん…まぁね〜一人二つ計算で作るから、300個がノルマなんだけど」

「さ、さんびゃくっ!?」

それを一人で作らせようなんて…
あの三人、完全なドSだ…。

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