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ラブカルチャースクール 2
第31章 Lesson お仕置き
ホズミを押したままキッチンに入ると

「はい〜抹茶パフェ出来たわよ〜」

奥さんが飾りの栗の甘露煮を載せて、三人の分のパフェを作り終わる頃だった。

「あら〜!ママ有難う〜!」

握った両手を頬に当てて、ホズミは片脚をピョンと上げる。

「これは私が持って行くから、二人はスコーンを作ってていいわよ〜」

「え…でも…」

奥さんにパフェを運ばせたら、ワタリがキッチンに殴り込みに来たりしないだろうか?

私の言いたい事が分かったのか奥さんは

「大丈夫よ〜ヤナセくんに頼まれたから〜」

「ヤナセさんに…」

流石、ヤナセ!
もう手を打っていたんだ!

「んもう〜!いっつも美味しい所はヤナセが持って行くのよね〜」

姉さんはちょっと、拗ねながら手を洗ってスコーンの型取りをし始めた。

「有難うございます!」

奥さんにお礼を言って、テーブルを挟んでホズミと向かい合わせになり、急いで一緒に型取りを始める。

さっきの言葉がちょっと気になり、チラッと上目使いで姉さんを見ると

「んっ?チワワちゃんどうかした?」

「あ…取り敢えず、良かったよね!」

「ふふ…まぁね…」

少し含みがある感じもしたが、生地を板状に伸ばして手際良く型を抜いていくホズミは、パティシエみたいでカッコ良く見えた。

「慣れてるね!」

「ふふ〜家でもたまに作ったりするのよ〜」

「えぇっ!凄い!」

「ママに教えて貰ったのよ!」

そこからのやり取りはいつものホズミ節で、それこそ乙女トーク張りに料理やお菓子の話しで盛り上がった。

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