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ラブカルチャースクール 2
第31章 Lesson お仕置き
「は…はにょ…ヤナへはん…」

モゴモゴさせながら、ヤナセに話し掛けようとしたが、口の中でスプーンに載っていたものが絶妙にミックスされて、幸せな味が広がった。

「おいひぃ〜!」

抹茶のコクが後味を引き締めつつ、香ばしさが鼻腔を抜けていく。

凄く感動して目をギュッと瞑り、グゥにした両手を上下に激しく揺する。

「クス…ここの抹茶パフェを食べたら…他では食べれなくなりますよね…」

「ふんっ!ふんっ!」

美味しさの余り興奮して頷くと、鼻息が荒くなって空気がこもってしまった。

そんな私の様子に笑を堪えるヤナセは、手の甲で口元を抑えながら肩を揺らす。

「プッ…クス…琴海様…またお口を開けて下さい…」

再度スプーンで掬った物を食べさせてくれようとする。

あ〜んって…
抹茶パフェが食べ終わるまで続くんだろうか?

それもちょっと辛いし…
チラチラと、他のお客に見られていて恥ずかしい。

これも立派な『羞恥プレイ』だと思った。

「あの〜ヤナセさん…パフェ自分で食べたいんですけど…」

正直に意思を伝えてみたが

「琴海様…そうしますとホズミはまた一人でスコーンを作る事になってしまいますが…」

「えぇっ!また一人で!?」

なんで私がパフェを自分で食べると、姉さんがそうなってしまうか良く分からなかったけど…

若しかしたら、四天王同士の暗黙のルールがあるのかもしれない…

ここは姉さんのためにも、ヤナセのパフェ攻撃を受けて立つしかなかった。

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