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ラブカルチャースクール 2
第31章 Lesson お仕置き
コトン…
「琴海さん、抹茶パフェの後に更にお抹茶などいかがですか?」
うつ伏せてる私の頭の近くに、正に茶碗が置かれた。
顔を少し上げて見上げると、ハナブサの黒曜石の瞳がジッと見据えている。
「あ…抹茶、立ててくれたんですか?」
「はい、紅茶もいいですがせっかくの風味を損なうのもなんです」
「そうですか…有難うございます」
基本的無表情のハナブサの口元が、微かに綻んでいた。
「頂きます」
作法は相変わらず解らないが、見よう見まねで茶碗に手を添え口付ける。
そんな私をハナブサは満足そうに眺めていた。
きっと抹茶…立てたかったんだろうな…。
口の中に広がる苦味が、気持ちを落ち着かせてくれるようだった。
抹茶を啜りながら店内をチラッと見回すと、他の席のお客のテーブルにも茶碗が置かれていた。
ヤナセもハナブサも…
この状況を楽しんでいるのではなかろうか?
はぁ…ホズミのスコーンが出来上がるまで、四人ともお店に居るのかな?
スコーン一体いつ出来上がるんだろ?
「はぁぁぁ〜」
溜め息のような息を吐くと
「琴海様…お疲れですか?」
ヤナセが心配そうに、顔を覗き込んできた。
「あっ…いや…ちょっと…」
「貧血は…大丈夫でしょうか?」
抹茶パフェ攻撃のせいとは言いにくいな…。
「はい、貧血よりは…緊張したと言いますか…」
「緊張ですか?琴海様…お手を少々…」
「え…手?」
しまったぁ〜!!
医師免許持ちのヤナセだから、気になったら調べてしまうんだ〜!
また何か起きそうな不安に、脈拍が早くなりだした。
「琴海さん、抹茶パフェの後に更にお抹茶などいかがですか?」
うつ伏せてる私の頭の近くに、正に茶碗が置かれた。
顔を少し上げて見上げると、ハナブサの黒曜石の瞳がジッと見据えている。
「あ…抹茶、立ててくれたんですか?」
「はい、紅茶もいいですがせっかくの風味を損なうのもなんです」
「そうですか…有難うございます」
基本的無表情のハナブサの口元が、微かに綻んでいた。
「頂きます」
作法は相変わらず解らないが、見よう見まねで茶碗に手を添え口付ける。
そんな私をハナブサは満足そうに眺めていた。
きっと抹茶…立てたかったんだろうな…。
口の中に広がる苦味が、気持ちを落ち着かせてくれるようだった。
抹茶を啜りながら店内をチラッと見回すと、他の席のお客のテーブルにも茶碗が置かれていた。
ヤナセもハナブサも…
この状況を楽しんでいるのではなかろうか?
はぁ…ホズミのスコーンが出来上がるまで、四人ともお店に居るのかな?
スコーン一体いつ出来上がるんだろ?
「はぁぁぁ〜」
溜め息のような息を吐くと
「琴海様…お疲れですか?」
ヤナセが心配そうに、顔を覗き込んできた。
「あっ…いや…ちょっと…」
「貧血は…大丈夫でしょうか?」
抹茶パフェ攻撃のせいとは言いにくいな…。
「はい、貧血よりは…緊張したと言いますか…」
「緊張ですか?琴海様…お手を少々…」
「え…手?」
しまったぁ〜!!
医師免許持ちのヤナセだから、気になったら調べてしまうんだ〜!
また何か起きそうな不安に、脈拍が早くなりだした。