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ラブカルチャースクール 2
第31章 Lesson お仕置き
「わっ!」
反射的に手を後ろに隠してしまうと、ヤナセは目を開いて一瞬口を噤む。
多分、笑いを堪えてるんだと思った。
少ししてヤナセは一回目を閉じてから、いつも以上に優しく微笑み
「琴海様…お手を出して下さい…」
「だ、大丈夫です!」
咄嗟に断ってしまうと…
ヤナセは今度は目を細めて、ジッと私の目をガン見してきた。
な、何が起きるんだ?
手を出さないと、ホズミのお仕置きに影響が出てしまったりするのかな?
色んな憶測が頭の中をグルングルンと回りだし、ドキドキし過ぎて眩暈がしそうだ。
あれ…これに似た感覚って前にもあった様な…
そうだ…セイジと話をしてて…
ワタリも来ちゃって…
思いがけないシチュエーションに、緊張し過ぎて、過呼吸になって…
結局ヤナセに家まで送って貰ったんだよね…。
ついこないだの事なのに、懐かしく感じてしまうのは…
あれから私の気持ちが、変わってきたからかな?
などと考えている間も、ヤナセのガン見は終わらない。
うぅっ…
こんなにジッと見つめられると、知らない内に暗示に掛けられてたりして…。
「あの…ヤナセさん?」
意を決して声を掛けると…
「琴海様!」
ヤナセに強めに呼ばれ
「は、はいっ!」
驚いて背筋をピンと伸ばすと、ヤナセが勢い良く手を出して
「お手っ!」
「きゃんっ!…あ…」
やはり暗示だったのか…
無意識にヤナセの手の上に、自分の手を重ねていた。
反射的に手を後ろに隠してしまうと、ヤナセは目を開いて一瞬口を噤む。
多分、笑いを堪えてるんだと思った。
少ししてヤナセは一回目を閉じてから、いつも以上に優しく微笑み
「琴海様…お手を出して下さい…」
「だ、大丈夫です!」
咄嗟に断ってしまうと…
ヤナセは今度は目を細めて、ジッと私の目をガン見してきた。
な、何が起きるんだ?
手を出さないと、ホズミのお仕置きに影響が出てしまったりするのかな?
色んな憶測が頭の中をグルングルンと回りだし、ドキドキし過ぎて眩暈がしそうだ。
あれ…これに似た感覚って前にもあった様な…
そうだ…セイジと話をしてて…
ワタリも来ちゃって…
思いがけないシチュエーションに、緊張し過ぎて、過呼吸になって…
結局ヤナセに家まで送って貰ったんだよね…。
ついこないだの事なのに、懐かしく感じてしまうのは…
あれから私の気持ちが、変わってきたからかな?
などと考えている間も、ヤナセのガン見は終わらない。
うぅっ…
こんなにジッと見つめられると、知らない内に暗示に掛けられてたりして…。
「あの…ヤナセさん?」
意を決して声を掛けると…
「琴海様!」
ヤナセに強めに呼ばれ
「は、はいっ!」
驚いて背筋をピンと伸ばすと、ヤナセが勢い良く手を出して
「お手っ!」
「きゃんっ!…あ…」
やはり暗示だったのか…
無意識にヤナセの手の上に、自分の手を重ねていた。