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ラブカルチャースクール 2
第31章 Lesson お仕置き
「ちょっと!ちょっと!ちょっとぉぉぉぉ〜!ヤナセェ〜!こんな所でチワワちゃんに何をしてんのよ〜!」

ヤナセの背中越しに、ホズミの声が聞こえた。

「何って…診察だけど…」

仲間には普通モードのヤナセが、「何か文句あるのか?」くらいの感じでアッサリと言い放つ。

ホズミはピクリと眉を上げ、額に青筋でも浮かべそうな勢いで寄ってきて

ダンッ! 

テーブルに手を叩きつけた。

「大ありよ〜!後ろから見るとチュ〜!してるみたいじゃない!」

あぁ…やっぱりそう見えちゃいますよね…。

スクールが近いのに、辛うじてラブカルの生徒が遭遇してないのが、不思議なくらいだ。

「なんだチビ、また過呼吸か?」

ワタリは寧ろ、体調の方を聞いてきた。

「そこまではいかないけど…脈拍が早いかな…」

「脈?どれ…」

ガシッ!

また腕を鷲掴みされて

グイッ!

引っ張られる。

「ちょっと〜!」

いきなりの事に声が大きくなってしまい

「静かにしろ!他の客に迷惑だろ!」

そう言ってワタリは、ギロっと睨み付けて来たけど、ワタリの声も充分大きいと思った。

ヤナセに頸動脈を触られ…
ワタリに手首を掴まれ…

「ちょと、あんたたち!医者の特権振りかざさないでよね〜!」

ホズミに騒がれ…

色んな意味で、また脈拍が乱れてしまいそうだった。

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