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ラブカルチャースクール 2
第31章 Lesson お仕置き
ドッキン!

上目使いで聞いてくるヤナセが、ちょっと可愛く見えて…
店長が言っていた『男の子』って言葉が、頭を過っていく。

「はいぃぃぃっ!なので、ただでさえ目立つので、何卒頭を上げて下さいぃっ!」

必死で懇願した。

「え…目立ちますか?」

頭を上げたヤナセは、不思議そうな顔をしている。

うっそ〜ん!
自分がどれだけ目立つか、自覚ないの!? 

予想外なヤナセの天然部分に、雷に撃たれた様な衝撃を受けた。

「はぁ…いえ…いいです…」

とにかく駅に着こう…
一緒に歩いているだけで、羞恥プレイな気分だし…。

再び歩き出すと

「琴海様…今後の事について…何点かお伝えしておきたい事がございます…」

「え…」

ドックン!

いきなり頭上に降ってきたヤナセの言葉に、身体中が一気に緊張感で覆われる。

「は…い…なんでしょうか?」

ぎこちなく頭を上げると、切な気に少し目を細めたヤナセがジッと見詰めていた。

「スクールでの…女性講師の役割と…『掟』の事ですが…」

ドックンッ!!

「はい!」

いよいよ…

『掟』改正の真相が分かる時がきた。


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