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ラブカルチャースクール 2
第31章 Lesson お仕置き

「後悔…しません!講師に進む事を!私のはもう…これしか無いんです!」
それこそ善くよく、ヤナセの言わんとしている事を読み取るべきなのに…
不安と困惑で身体中が覆い尽くされそうで、物凄く感情的になってしまう。
「琴海様…今のバイト…楽しいですか?」
興奮している私を落ち着かせるためか、ヤナセは話題を変えてきた。
「?…た…のしいですけど…」
答えるとヤナセは
「はい…琴海様がバイトされている時のお顔は…とても生き生きとされてます…」
そう言うヤナセの顔が、凄く優しく微笑むから…
却って胸が騒ぎ出す。
「ヤナセさん…それって…」
もしかして…講師を諦めて…
喫茶店でも経営しろって事?
「確かに目標を持っていると…前に進んで行けます…ただ…今なら色んな選択肢がまだ選べます…」
ドックン…
ここまで来て…
他の選択肢?
それこそ完全に、セイジとの可能性を絶たれてしまう。
愕然として固まっているとヤナセは少し曲げた指を私の頬に当て、そっと輪郭をなぞり。
「琴海様…例えマスターを卒業されようと…されなかろうと…時間が掛かっても…琴海様自身が本当にご納得される答えを…見極めて下さい…」
「時間が…掛かっても…」
ヤナセは最後に慎重に判断しろって言っているのかもしれないけど…
他にも女性講師を目指している人たちがいるのに、のんびりしていたら出遅れてしまわないだろうか?
ヤナセの指が頬から静かに離れる。
「琴海様…次のレッスンで…お待ちしております…」
ヤナセの言葉が終わると同時に…
バタン…
タクシーのドアが開かれた。
それこそ善くよく、ヤナセの言わんとしている事を読み取るべきなのに…
不安と困惑で身体中が覆い尽くされそうで、物凄く感情的になってしまう。
「琴海様…今のバイト…楽しいですか?」
興奮している私を落ち着かせるためか、ヤナセは話題を変えてきた。
「?…た…のしいですけど…」
答えるとヤナセは
「はい…琴海様がバイトされている時のお顔は…とても生き生きとされてます…」
そう言うヤナセの顔が、凄く優しく微笑むから…
却って胸が騒ぎ出す。
「ヤナセさん…それって…」
もしかして…講師を諦めて…
喫茶店でも経営しろって事?
「確かに目標を持っていると…前に進んで行けます…ただ…今なら色んな選択肢がまだ選べます…」
ドックン…
ここまで来て…
他の選択肢?
それこそ完全に、セイジとの可能性を絶たれてしまう。
愕然として固まっているとヤナセは少し曲げた指を私の頬に当て、そっと輪郭をなぞり。
「琴海様…例えマスターを卒業されようと…されなかろうと…時間が掛かっても…琴海様自身が本当にご納得される答えを…見極めて下さい…」
「時間が…掛かっても…」
ヤナセは最後に慎重に判断しろって言っているのかもしれないけど…
他にも女性講師を目指している人たちがいるのに、のんびりしていたら出遅れてしまわないだろうか?
ヤナセの指が頬から静かに離れる。
「琴海様…次のレッスンで…お待ちしております…」
ヤナセの言葉が終わると同時に…
バタン…
タクシーのドアが開かれた。

