パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第32章 Lesson 条件

「！？」

突然の行動に旦那が思いっきり怪訝な顔になる。

久々に旦那に触った。

言わないと…
しっかり向き合いたいって…。

「あ…あのね…もう少し…話し話をしたくて…」

なんでも良かった。

何か話して、お互いの本音を吐き出せる切っ掛けになれば…

それで良かったのに…

旦那は思いっきり、不機嫌な顔になり

「どうせまた…離婚届けの事が言いたいんだろ」

冷たい声で言うと、私の腕を振り払おうとしてくる。

「なっ…違うわよ！」

でも、最終的にはそこなんだけども…。

「あぁ？お前が俺にそれ以外に、何の用があるんだ？」

「へ…それ以外って…」

ひ、酷い！
思いのほか捻くれている！

原因を作ったのは私かもしれないけど、ここまで捻くれてたら、まともに話しになる気がしないんですけど！

「離婚届もそりゃ〜ハッキリしたいけど、今日は普通に話したかっただけよ！」

頭ごなしに決めつけられて、ちょっと頭にきて強気で言い返すと

「胡散臭いな…」

旦那は汚いモノでも見るみたいに、顔を歪められた。

カッチ〜ン！

怒っちゃいけないけど…
腹が立つぅぅぅ〜！

旦那のためにも一言、申す！

掴んだ腕を力を込めて、大きく口を開く。

「ちょっと〜！あなたね！…」

「離婚届け書いてやる！」

怒鳴る前に、旦那から予想外な言葉が発せられた。