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ラブカルチャースクール 2
第32章 Lesson 条件
敢えて聞くと旦那は、また顔をしかめ

「態と聞いてるのか?」

「あ…態とって…そんな…」

ドックン…

やっぱり…『セックス』だよね。

「満足って…どれくらい?」

回数なのか…
時間なのか…

どちらにしても、精神的に辛い。

以前、自分の不注意で見つかってしまったキスマーク。

ラブカルに通い始めて様子が変わった私に、旦那は浮気の疑いを掛けていたから、その後大変な目にあった。

旦那の気が済むまで…
体力が続く限り…

何回も…
何時間も…

犯され続けた…。

ゾクリ…

その時の記憶が、一気に頭と身体を支配して、恐怖で萎縮してしまう。

「そ…それ以外の…条件は…」

「無い…これだけだ…」

「そう…無い…の…」

これだけ…
ただセックスするだけだ。

女性講師になったらセイジと付き合えても、大勢のラブカル男性講師の相手をしないといけない。

だったら、旦那の方が楽な筈なのに…

怖くて仕方ない。

「もし…拒否したら?」

物は試しに聞いてみると、眉間に深く皺を寄せられ

「書く訳ないだろ…それが条件なのに」

「で、でも…いいのそんなんで!あなたは!?それじゃぁただ、家政婦と住んでるみたいじゃないの!」

ちゃんと考えて欲しくて、必死で訴えたが

「別に…両親や親族の手前もあるし…構わない…」

「そん…なぁ…」

なんだろう…

凄く…

悲しくなった。

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