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ラブカルチャースクール 2
第32章 Lesson 条件
「ほ…本気で…言ってるの?」

怯える私に、旦那は不思議そうに眉根を上げ

「は?冗談でこんなこと言うか?お前は本気で離婚したいんじゃないのか?」

クラリ…

横たわっているのに、目眩がした。

ダメだ…本当にお話しにならない。

多分拒否も出来ないだろう。

思わず遅くまで営業している薬局があるかどうかまで、考え始めていた。

最悪…ヤナセに相談したら処置してくれるかもしれないけど…

正直こんな事…言えない。

凄く心配させてしまうだろう…

それに…
私が離婚しない事を選んでしまった時…

ヤナセが以前言ってくれた言葉…

『もし…その答えが間違いで…琴海様が泣いていらしたら…お迎えに…参ります…』

相談した時点で本当に、飛んで来そうだし。

万が一、妊娠してしまったら…
それが一番、最悪だと思ってしまうのも、宿った子に申し訳ない。

もう…一か八か…
自分の『運』を信じるしかなかった。

「そう…分かった…」

全身から力が抜け落ちて、死んだ魚みたいになる。

とにかく早く終わってくれればいい。

もうそれしか…

今は、希望が無かった。

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