この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第32章 Lesson 条件
だけど…
それだと離婚『条件』は、どうなるの?
確認したいけど、なんとも聞き難い空気。
「分かったわ…」
また新たな条件を言われるかもしれないし…
取り敢えず今は部屋を出よう。
ホッとしたけど、スッキリもしない複雑な気持ちだ。
身体を起こして乱れた服のままマットの上を這いつくばり、ベッドから降りると急ぎ足でドアに向かう。
恐る恐る振り向き
「じゃ…ぁ…お休みなさい…」
「…あ…ぁ…」
旦那は項垂れたまま、顔を上げようとしなかった。
ドックン…
ドックン…
ドックン…
妙な胸騒ぎがする。
「あ…あなた!」
今更だけど、「お休み」くらい言って欲しいと何故か思ってしまう。
でも…
「……出て行って…くれ…」
旦那は、力無く言った。
「ごめんなさいっ!」
バッタンッ!
そんな旦那が見ていられなくなって、慌てて部屋から飛び出した。
バクバクする胸元に手を当てて、ドアに寄り掛かり、背中が引き摺る様に滑り落ちる。
「はぁぁぁ…これで…良かったんだよね…」
深く息を吐いたが、安堵感と恐怖感が一気に湧き上がり、ブルっと身体が震えた。
なんとか立ち上がり、テーブルを片付けながら
「またちゃんと…話し合おう…」
そう思った…
のに…
これが、旦那との最後の夜になるとは…
想像も…
していなかった…。
それだと離婚『条件』は、どうなるの?
確認したいけど、なんとも聞き難い空気。
「分かったわ…」
また新たな条件を言われるかもしれないし…
取り敢えず今は部屋を出よう。
ホッとしたけど、スッキリもしない複雑な気持ちだ。
身体を起こして乱れた服のままマットの上を這いつくばり、ベッドから降りると急ぎ足でドアに向かう。
恐る恐る振り向き
「じゃ…ぁ…お休みなさい…」
「…あ…ぁ…」
旦那は項垂れたまま、顔を上げようとしなかった。
ドックン…
ドックン…
ドックン…
妙な胸騒ぎがする。
「あ…あなた!」
今更だけど、「お休み」くらい言って欲しいと何故か思ってしまう。
でも…
「……出て行って…くれ…」
旦那は、力無く言った。
「ごめんなさいっ!」
バッタンッ!
そんな旦那が見ていられなくなって、慌てて部屋から飛び出した。
バクバクする胸元に手を当てて、ドアに寄り掛かり、背中が引き摺る様に滑り落ちる。
「はぁぁぁ…これで…良かったんだよね…」
深く息を吐いたが、安堵感と恐怖感が一気に湧き上がり、ブルっと身体が震えた。
なんとか立ち上がり、テーブルを片付けながら
「またちゃんと…話し合おう…」
そう思った…
のに…
これが、旦那との最後の夜になるとは…
想像も…
していなかった…。