この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第32章 Lesson 条件
机の置き時計で時間を確認する。
普段だったら、まだ家に居る時間。
「いつ出たんだろ…電話繋がるかな?」
急いで自分の携帯を取りにいき、旦那に電話してみるが…
『コノ番号カラハオツナギデキマセン…』
「なっ!着信拒否!?」
慌ててるメールしてみるが…
物の見事に『エラー』で返ってきた。
「メルアド…変えたんだ…」
あと連絡取る方法は…
旦那の会社か、お互いの両親からだ。
以前、部屋に閉じ込められた時も、靴まで隠す徹底ぶりだったし、きっと二度と私と連絡取る気はないだろう。
「はぁ…どうしよう…」
力無く携帯を握った手をブラリと下ろし、手紙をもう一回見やる。
「あれ…二枚?」
手紙の作法通りに二枚重ねたのかしら?
妙な所で律儀だな…
などと思いながら、二枚目を見てみると…
ズッキン…
胸の奥が締め付けられた。
『昨日は悪かった』
一行だけ…
小さく書かれていた。
「………あの…人…」
徐々に書かれていた文字がボンヤリとしてくる。
ポタ…ポタポタ…
手紙を凝視して見開いた瞳から、大粒の水滴が落ちていく。
「やだ…なんで…最後の…最後に…」
今更自分が決めた事に、言い訳する気はない…
これが私と旦那の結末でしかない…
だけど…
やっぱり…
『善くよく』話し合いたかったと思うのは…
私のエゴなのだろうか…。
普段だったら、まだ家に居る時間。
「いつ出たんだろ…電話繋がるかな?」
急いで自分の携帯を取りにいき、旦那に電話してみるが…
『コノ番号カラハオツナギデキマセン…』
「なっ!着信拒否!?」
慌ててるメールしてみるが…
物の見事に『エラー』で返ってきた。
「メルアド…変えたんだ…」
あと連絡取る方法は…
旦那の会社か、お互いの両親からだ。
以前、部屋に閉じ込められた時も、靴まで隠す徹底ぶりだったし、きっと二度と私と連絡取る気はないだろう。
「はぁ…どうしよう…」
力無く携帯を握った手をブラリと下ろし、手紙をもう一回見やる。
「あれ…二枚?」
手紙の作法通りに二枚重ねたのかしら?
妙な所で律儀だな…
などと思いながら、二枚目を見てみると…
ズッキン…
胸の奥が締め付けられた。
『昨日は悪かった』
一行だけ…
小さく書かれていた。
「………あの…人…」
徐々に書かれていた文字がボンヤリとしてくる。
ポタ…ポタポタ…
手紙を凝視して見開いた瞳から、大粒の水滴が落ちていく。
「やだ…なんで…最後の…最後に…」
今更自分が決めた事に、言い訳する気はない…
これが私と旦那の結末でしかない…
だけど…
やっぱり…
『善くよく』話し合いたかったと思うのは…
私のエゴなのだろうか…。