この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第33章 Lesson 柳瀬様
「スクールに…ですか…」

頭が働いていない私にヤナセは、気を使ってか

『もしご無理でしたら…私がそちらに伺いますが…?』

「えっ…ヤナセさんが…内に…」

それはちょっと不味いんじゃ…

離婚して旦那が出て行ったその日に、男を連れ込んだ図になりそうだし…

そのタイミングで、万が一旦那が…
例えば忘れ物とか取りに戻って来たりしたら、シャレにならないし…

『掟』の事を話してくれた矢先だ…
ラブカルの過渡期だろう。

もし今回の事でヤナセに迷惑を掛ける事になって、『掟』改定にも影響とかしたら…

ブルルルルッ!

ヤナセの努力を…
講師陣の期待を…

水の泡には出来ない!

「そちらに行かせて頂きます!」

『畏まりました…では15時に…タクシーでお迎えに上がりますので…』

「…はい…有難うございます…」

わざわざタクシーまで申し訳なかったが、正直今日の私は不安定だ。

ヤナセ様に全て委ねよう…。

『では…また後ほど…』

「は…い…」

通話を切ろうとしたが、親指が動かない。

『琴海様!』

直ぐに切らないから心配したのか、再びヤナセに呼びかけられる。

「はい…」

『何かありましたら…直ぐに連絡下さい…』

その言葉が…
ヤナセの声が…

凄く優しくて…

胸の奥から、温かいものが溢れ出す。

「はい…分かりました…」

プツ…ツーツー…

ヤナセと話した安心感からか…

涙は自然と止まっていた。

/2183ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ