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ラブカルチャースクール 2
第33章 Lesson 柳瀬様
「着いた…」
「琴海…」
エレベーターのドアが開くまでのほんの数秒だった…
セイジは人差し指で、鎖骨を軽くなぞった。
「ひゃっ!」
な、なに!?
ビックリして見上げると…
そこには、切なそうなセイジの瞳。
「着いたね…ヤナセが待ってるよ」
少し自重的に微笑んでいた。
セイジが触れた所に、手を添えると…
いつもある筈の物が、無かった。
ドッキン!
胸の奥が小さく跳ねる。
「セイジ!これは…」
慌てて言い訳をしようとした時…
「琴海様…お待ちしておりました…」
エレベーターのドアが全開になり、深々とお辞儀をしたヤナセの姿が現れた。
「ヤナセ、琴海さん連れて来たから…俺はここで…」
セイジは役目が終わった途端、この場から直ぐ様に居なくなろうとする。
え…もう行っちゃうの…?
「セイ…」
思わず呼び止めそうになると…
「セイジ…せっかくだから…琴海様にお茶を出していって…」
ゆっくりと上げた頭はサラサラとライトブラウンの髪を揺らし、ヤナセはいつもの妖艶な微笑みで、セイジを引き止めてくれた。
「俺が?」
突然の給仕支持に、セイジも驚く。
「嫌か…?」
目を細めて意味深に微笑むヤナセ…。
バックン!バックン!
ヤ、ヤナセ様〜!
お戯れはご勘弁を〜!!
今度はバスケットボール並みに心臓が、バウンドしているみたいだった。
「琴海…」
エレベーターのドアが開くまでのほんの数秒だった…
セイジは人差し指で、鎖骨を軽くなぞった。
「ひゃっ!」
な、なに!?
ビックリして見上げると…
そこには、切なそうなセイジの瞳。
「着いたね…ヤナセが待ってるよ」
少し自重的に微笑んでいた。
セイジが触れた所に、手を添えると…
いつもある筈の物が、無かった。
ドッキン!
胸の奥が小さく跳ねる。
「セイジ!これは…」
慌てて言い訳をしようとした時…
「琴海様…お待ちしておりました…」
エレベーターのドアが全開になり、深々とお辞儀をしたヤナセの姿が現れた。
「ヤナセ、琴海さん連れて来たから…俺はここで…」
セイジは役目が終わった途端、この場から直ぐ様に居なくなろうとする。
え…もう行っちゃうの…?
「セイ…」
思わず呼び止めそうになると…
「セイジ…せっかくだから…琴海様にお茶を出していって…」
ゆっくりと上げた頭はサラサラとライトブラウンの髪を揺らし、ヤナセはいつもの妖艶な微笑みで、セイジを引き止めてくれた。
「俺が?」
突然の給仕支持に、セイジも驚く。
「嫌か…?」
目を細めて意味深に微笑むヤナセ…。
バックン!バックン!
ヤ、ヤナセ様〜!
お戯れはご勘弁を〜!!
今度はバスケットボール並みに心臓が、バウンドしているみたいだった。