この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第33章 Lesson 柳瀬様
「着いた…」

「琴海…」

エレベーターのドアが開くまでのほんの数秒だった…

セイジは人差し指で、鎖骨を軽くなぞった。

「ひゃっ!」

な、なに!?

ビックリして見上げると…
そこには、切なそうなセイジの瞳。

「着いたね…ヤナセが待ってるよ」

少し自重的に微笑んでいた。

セイジが触れた所に、手を添えると…
いつもある筈の物が、無かった。

ドッキン!

胸の奥が小さく跳ねる。

「セイジ!これは…」

慌てて言い訳をしようとした時…

「琴海様…お待ちしておりました…」

エレベーターのドアが全開になり、深々とお辞儀をしたヤナセの姿が現れた。

「ヤナセ、琴海さん連れて来たから…俺はここで…」

セイジは役目が終わった途端、この場から直ぐ様に居なくなろうとする。

え…もう行っちゃうの…?

「セイ…」

思わず呼び止めそうになると…

「セイジ…せっかくだから…琴海様にお茶を出していって…」

ゆっくりと上げた頭はサラサラとライトブラウンの髪を揺らし、ヤナセはいつもの妖艶な微笑みで、セイジを引き止めてくれた。

「俺が?」

突然の給仕支持に、セイジも驚く。

「嫌か…?」

目を細めて意味深に微笑むヤナセ…。

バックン!バックン!

ヤ、ヤナセ様〜!
お戯れはご勘弁を〜!!

今度はバスケットボール並みに心臓が、バウンドしているみたいだった。

/2183ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ