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ラブカルチャースクール 2
第33章 Lesson 柳瀬様
「嫌な訳ないだろ!」
そう言った途端、セイジは爽やかな笑顔になった。
ドッキ〜ン!
わっ!
大丈夫なの!?
内心冷や汗を掻きながら、ヤナセをチラ見すると
「では奥へどうぞ…琴海様…」
然して気にしてもなさそうだ。
「は…はい…」
ヤナセとセイジに挟まれながら、ラウンジに向かう。
ドッドッドッドッ!
耳元に心臓があるみたいに、脈が響く。
身体中が熱くなったり、青ざめたりと大忙しだ。
ラウンジのソファーに座ると、セイジは背凭れに手を掛けて、前屈みでニッコリ微笑んで聞いてきた。
「琴海さん、飲みたい銘柄とかある?」
「あっ…セイジに任せる!」
「了解!少々お待ちを!」
笑顔のままでセイジはウェイターみたいに、丁寧にお辞儀をして給湯室に入って行った。
そんな私たちのやり取りを、ヤナセは口端を少し上げて穏やかに見守っている。
これはセイジのキャラ故か…
ヤナセから絶対の信頼を得ているのか…
ジッとヤナセに視線を向けると
「琴海様…私の顔に…何か…?」
目を細めてフッと微笑む美しい笑顔は、まるで白い薔薇が咲いたみたいだ。
ヒィィィィ〜!
その美し過ぎる笑顔の裏には、何かが確実に秘められているんだと思うと、全身に薔薇の棘がプスプスと刺される様な気分になってきた。
そう言った途端、セイジは爽やかな笑顔になった。
ドッキ〜ン!
わっ!
大丈夫なの!?
内心冷や汗を掻きながら、ヤナセをチラ見すると
「では奥へどうぞ…琴海様…」
然して気にしてもなさそうだ。
「は…はい…」
ヤナセとセイジに挟まれながら、ラウンジに向かう。
ドッドッドッドッ!
耳元に心臓があるみたいに、脈が響く。
身体中が熱くなったり、青ざめたりと大忙しだ。
ラウンジのソファーに座ると、セイジは背凭れに手を掛けて、前屈みでニッコリ微笑んで聞いてきた。
「琴海さん、飲みたい銘柄とかある?」
「あっ…セイジに任せる!」
「了解!少々お待ちを!」
笑顔のままでセイジはウェイターみたいに、丁寧にお辞儀をして給湯室に入って行った。
そんな私たちのやり取りを、ヤナセは口端を少し上げて穏やかに見守っている。
これはセイジのキャラ故か…
ヤナセから絶対の信頼を得ているのか…
ジッとヤナセに視線を向けると
「琴海様…私の顔に…何か…?」
目を細めてフッと微笑む美しい笑顔は、まるで白い薔薇が咲いたみたいだ。
ヒィィィィ〜!
その美し過ぎる笑顔の裏には、何かが確実に秘められているんだと思うと、全身に薔薇の棘がプスプスと刺される様な気分になってきた。