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ラブカルチャースクール 2
第33章 Lesson 柳瀬様
「い、いえ…今日もお美しいなと…」

動揺し過ぎて、ウッカリ本音を吐露してしまうと、ヤナセはキョトンと目を見開き

「美しいですか…?」

不思議そうに聞いてきた。

えぇぇぇっ!?
こんだけ整った顔して、今まで散々色気ダダ漏れな言動や行動をしてきて、自覚無いって訳じゃないですよね!

「はい!充分!女優さん張りです!」

大絶賛したのにヤナセは眉根を寄せ、神妙な面持ちになり

「ホズミなら喜ぶかと思いますが…私は特に何の特徴も…ありませんし…」

ウッソ〜ん!
生まれた時から見てると、感覚が狂うのかしら?

謙遜か本音か分からないけど…
少し困った様な表情で小首傾げる姿さえ、いちいち様になる。

あぁ…流石…
『ヤナセ様』…。

余りの神々しさに、目を細めて見入ってると

「琴海さん、お待たせ!ダージリンにしたけどいいかな?」

爽やかにティーセットを持って来たセイジに、一気に現実に引き戻される。

「ひゃ!うん…有難う…」

『ダージリン』…
それはラブカルで、初めてセイジに淹れて貰った銘柄。

それと…

「はい!さくらんぼのショートケーキ!」

ドックン…

私が大好きなケーキ…
特別な時に、セイジがいつも用意してくれていた。

怯えながらスクールに来ていたあの頃の気持ちが蘇ってきて…
胸の奥と目頭が熱くなってくる。

そうだ…
新たなスタートの時…
このケーキで、励まして貰っていた…。

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