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ラブカルチャースクール 2
第33章 Lesson 柳瀬様
「有難う…セイジが買って来てくれたの?」

セイジは少し、はにかみながら

「うん…でも、買って来るように言ったのはヤナセだけどね」

「え…ヤナセさんが?」

再びヤナセをガン見すると、セイジが用意した珈琲を一口飲み、優美な仕草でカップをテーブルに置く。

「えぇ…セイジも居ましたので…三人でこのケーキを食べたくなりまして…」

貴公子スマイルが炸裂した。

はぅぅぅぅっ!
ま、眩しい!

更に三人でなんて!
ヤナセの前でセイジも一緒に居るのは、ある意味凄く緊張する。

「そうですか…有難く頂きます…」

色んな意味で複雑な気持ちを誤魔化すかのように、ケーキを頬張ると…

「ほ…ほいひぃ〜!」

やっぱり、さくらんぼのショートケーキは最高だ!

一瞬至福を味わうが…

「琴海様…お召し上がりながらでいいので…旦那様との『離婚』の経緯をご説明頂けますか…」

カチャン!

『離婚』の言葉が発せられた時、ティーポットの注ぎ口がカップに接触した。

「セイジ…?」

その音に、ヤナセが反応すると

「ごめん…琴海…さん…零れてないから大丈夫だよ…」

「あ…有難う…」

セイジが淹れてくれた紅茶を受け取るが…
手が震えて、カチャカチャと陶器がぶつかってしまう。

ドックン…ドックン…

ドックン!

なんで…
セイジがいる前で…

旦那との『離婚』の話しをするの?

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