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ラブカルチャースクール 2
第33章 Lesson 柳瀬様
私の離婚を知って、セイジはどう思うだろう?
講師になる道が開けて…
喜んでくれるのかな?
妙な不安が湧き上がり、いつもの癖で胸元のチャームを握ろうとしたが…
今日に限って、ネックレスをつけて来ていないのだ…。
さっきの切なそうな、セイジの顔が思い浮かぶ。
「ヤナセさん…あの…」
チラッとセイジを見ると、セイジも同じ様に思ったのだろう
「ヤナセ…俺、自分の部屋に戻るよ」
素早く立ち去ろうとした。
ドックン…
ドックン…
なんで今日…
前持ってセイジは呼び出されたの?
なんで今…
セイジに離婚の事を伝えたの?
ヤナセの事だ、『絶対』意味がある筈だ!
「セイジ!待って!」
私が叫ぶと同時に…
「セイジも一緒に…話しを聞け…」
ヤナセが呼び止めた。
そんなヤナセに、セイジは怪訝な顔になる。
「ヤナセ…だけどこれは、琴海さんの大事な個人情報だ。俺なんかが知っていいのか?」
本当は一番、セイジに知って欲しい。
でもセイジの立場的に、そう言うしかないのだ。
それがラブカルのルール。
後はヤナセの采配を待つしかない…
「あぁ…これから琴海様が進む道を…セイジも確と見届けろ…」
セイジは、目を見開いて立ち尽くす。
「ヤナセ…」
『見届けろ…』
ハッキリと…
力強く…
言い切ったヤナセの言葉が…
胸に深く突き刺さった。
講師になる道が開けて…
喜んでくれるのかな?
妙な不安が湧き上がり、いつもの癖で胸元のチャームを握ろうとしたが…
今日に限って、ネックレスをつけて来ていないのだ…。
さっきの切なそうな、セイジの顔が思い浮かぶ。
「ヤナセさん…あの…」
チラッとセイジを見ると、セイジも同じ様に思ったのだろう
「ヤナセ…俺、自分の部屋に戻るよ」
素早く立ち去ろうとした。
ドックン…
ドックン…
なんで今日…
前持ってセイジは呼び出されたの?
なんで今…
セイジに離婚の事を伝えたの?
ヤナセの事だ、『絶対』意味がある筈だ!
「セイジ!待って!」
私が叫ぶと同時に…
「セイジも一緒に…話しを聞け…」
ヤナセが呼び止めた。
そんなヤナセに、セイジは怪訝な顔になる。
「ヤナセ…だけどこれは、琴海さんの大事な個人情報だ。俺なんかが知っていいのか?」
本当は一番、セイジに知って欲しい。
でもセイジの立場的に、そう言うしかないのだ。
それがラブカルのルール。
後はヤナセの采配を待つしかない…
「あぁ…これから琴海様が進む道を…セイジも確と見届けろ…」
セイジは、目を見開いて立ち尽くす。
「ヤナセ…」
『見届けろ…』
ハッキリと…
力強く…
言い切ったヤナセの言葉が…
胸に深く突き刺さった。