この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第33章 Lesson 柳瀬様
ラブカルに通い始めて、早数ヶ月…
バイト先では、四天王…
健康診断の時は、スタンダードメンバー
…
最近、講師の団体様と相席する事は多々あったけど…
一番私に関わっている、セイジとヤナセが並んで座っている光景って、今まであっただろうか?
この二人を前にして旦那との離婚の経緯や、これからの事を話すのが異様に緊張してしまう。
美男子二人と、食べ掛けのケーキを前にして、石像の様に固まっていると
「琴海様…先ずは…」
ヤナセが話しを切り出してきた。
離婚の事を説明しようと、咄嗟にバッグから離婚届けを出そうとしたが
「ケーキ…お召し上がり下さい…せっかく美味しい物も…乾燥したら風味が損なわれてしまいますので…」
『先ずは…』ケーキが先決のようだ。
「は、はい…そうですよね…」
なんとも拍子抜けしてしまう。
でも急かさないで、ゆとりを与えてくれるのは、ヤナセだからこそかもしれない。
慌ててケーキのお皿を手に取る私をヤナセは微笑みながら見詰めている。
「セイジ…俺たちも頂こうか…」
「あ…あぁ…」
三人でさくらんぼのショートケーキを食べる日が来るなんて…
最初の頃には夢にも思わなかったな。
それも、離婚が成立した日に…
なんかお祝いみたいで、ちょっと微妙な気もした。
バイト先では、四天王…
健康診断の時は、スタンダードメンバー
…
最近、講師の団体様と相席する事は多々あったけど…
一番私に関わっている、セイジとヤナセが並んで座っている光景って、今まであっただろうか?
この二人を前にして旦那との離婚の経緯や、これからの事を話すのが異様に緊張してしまう。
美男子二人と、食べ掛けのケーキを前にして、石像の様に固まっていると
「琴海様…先ずは…」
ヤナセが話しを切り出してきた。
離婚の事を説明しようと、咄嗟にバッグから離婚届けを出そうとしたが
「ケーキ…お召し上がり下さい…せっかく美味しい物も…乾燥したら風味が損なわれてしまいますので…」
『先ずは…』ケーキが先決のようだ。
「は、はい…そうですよね…」
なんとも拍子抜けしてしまう。
でも急かさないで、ゆとりを与えてくれるのは、ヤナセだからこそかもしれない。
慌ててケーキのお皿を手に取る私をヤナセは微笑みながら見詰めている。
「セイジ…俺たちも頂こうか…」
「あ…あぁ…」
三人でさくらんぼのショートケーキを食べる日が来るなんて…
最初の頃には夢にも思わなかったな。
それも、離婚が成立した日に…
なんかお祝いみたいで、ちょっと微妙な気もした。