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ラブカルチャースクール 2
第33章 Lesson 柳瀬様
でも…やっぱり…
「美味しい〜」
「うん!美味い!」
「クス…これは…美味ですね…」
三人揃って、舌鼓を打ってしまった。
講師になれたら、毎日こんな風に過ごせるのかな…。
一瞬、ラブカルレストランで談笑している光景を想像してしまう。
私が最後の一口を食べ切ると、ヤナセはお皿をテーブルに置き
「では琴海様…お話しをお聞かせ願いますか…」
ドックン…
いよいよ二人に今回の経緯を話す。
旦那が出した『条件』も、全て伝えるべきだろうか?
セイジもケーキを食べ切ると、背筋を伸ばし膝の上にのせた手をグッと握った。
ドックン…
ドックン…
もう…『伊野琴海』の人生は終わるんだ…。
こうれからは『ラブカル講師の琴海』を目指す。
セイジが淹れてくれたダージリンティーを一気に飲み干し、ふぅ〜っと息を吐いた。
「昨日あった全てを…お話しします…夕飯の後…ホズミに作って貰ったスコーンを食べようと…旦那とお茶をして…」
爆発しそうだった心臓は、穏やかな心音になり…
思いのほか淡々と、冷静に語っていく。
二人とも静かに話しを聞いてくれていて…
旦那が出した離婚の『条件』の時は、少し躊躇しながら伝えると
「え…」
セイジは顔を曇らせたが、ヤナセは終始表情を変える事はなかった。
「美味しい〜」
「うん!美味い!」
「クス…これは…美味ですね…」
三人揃って、舌鼓を打ってしまった。
講師になれたら、毎日こんな風に過ごせるのかな…。
一瞬、ラブカルレストランで談笑している光景を想像してしまう。
私が最後の一口を食べ切ると、ヤナセはお皿をテーブルに置き
「では琴海様…お話しをお聞かせ願いますか…」
ドックン…
いよいよ二人に今回の経緯を話す。
旦那が出した『条件』も、全て伝えるべきだろうか?
セイジもケーキを食べ切ると、背筋を伸ばし膝の上にのせた手をグッと握った。
ドックン…
ドックン…
もう…『伊野琴海』の人生は終わるんだ…。
こうれからは『ラブカル講師の琴海』を目指す。
セイジが淹れてくれたダージリンティーを一気に飲み干し、ふぅ〜っと息を吐いた。
「昨日あった全てを…お話しします…夕飯の後…ホズミに作って貰ったスコーンを食べようと…旦那とお茶をして…」
爆発しそうだった心臓は、穏やかな心音になり…
思いのほか淡々と、冷静に語っていく。
二人とも静かに話しを聞いてくれていて…
旦那が出した離婚の『条件』の時は、少し躊躇しながら伝えると
「え…」
セイジは顔を曇らせたが、ヤナセは終始表情を変える事はなかった。