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ラブカルチャースクール 2
第33章 Lesson 柳瀬様
「どんな…提案ですか?」

なんとなくだが…

ここまでヤナセの段取り通りに運ばれているのではなかろうか?

それとも…
もっと先の未来まで、ヤナセは計画を立てているのだろうか…

でも、今は考えている時間はないのだ。

「ヤナセ…」

私よりヤナセの事を知っているであろうセイジも、これからヤナセが言わんとしている事に真剣に傾ける。

「はい…なんでしょうか?」

身構える様に聞き返すと、ヤナセは形の綺麗な口元に笑みを湛えたまま、スーツの内ポケットに何やら取り出して

カチャ…

テーブルに置いた。

「ヤナセさん…これ…」

「………鍵…」

ヤナセが出してきた物は…
家の鍵らしきもので、私とセイジは不思議そうにガン見する。

「あの〜この鍵は…どこのでしょうか?」

恐る恐る、ヤナセを上目遣いで見ると

「はい…私のマンションの…鍵です…」

……………はい?

今、ナント?

数秒の沈黙が三人の間に流れ…

「えぇぇぇぇぇっ!ヤナセさんのマンション!?」

「ヤナセ…どういうつもりだよ!」

セイジも流石に驚いて、ヤナセの肩を掴む。

この話の流れからすると、もしかして…
もしかしちゃうの!?

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