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ラブカルチャースクール 2
第33章 Lesson 柳瀬様
そんな私たちのやり取りをヤナセは見届けると、テーブルに置かれた鍵に手を添え話しを続けた。
「では琴海様…この鍵は受け取って頂けますか…」
ドッキン!
『はい!喜んで〜!』
何て、セイジが居なかったとしても簡単に言える訳ない!
何てたって
『ヤナセ様のマンション』ですよ!
「ヤナセさん…いくら何でも…それは不味くないですか?」
私の収入面を心配してくれての事なのは有難いけど…
これって、ラブカルの『掟』違反にはならないのだろうか?
明らかに引け腰が重い様子に、ヤナセは満面の微笑みで
「琴海様…スクールには許可申請を提出してありますので…お気になさらずに…」
「え…申請って…」
いくらヤナセでも、段取り過ぎでございます!
口を開けて唖然としながらセイジを見やると、閉じた唇の端を片方上げて、何とも言い難い雰囲気を醸し出していた。
「はい…事情が事情ですが…琴海様はまだ講師になられた訳ではありません…スクールには…琴海様の将来性を伝えた上で…許可を貰いました…」
「将来性…」
余りの展開に、私の脳ミソは思考が停止しそうだった。
「では琴海様…この鍵は受け取って頂けますか…」
ドッキン!
『はい!喜んで〜!』
何て、セイジが居なかったとしても簡単に言える訳ない!
何てたって
『ヤナセ様のマンション』ですよ!
「ヤナセさん…いくら何でも…それは不味くないですか?」
私の収入面を心配してくれての事なのは有難いけど…
これって、ラブカルの『掟』違反にはならないのだろうか?
明らかに引け腰が重い様子に、ヤナセは満面の微笑みで
「琴海様…スクールには許可申請を提出してありますので…お気になさらずに…」
「え…申請って…」
いくらヤナセでも、段取り過ぎでございます!
口を開けて唖然としながらセイジを見やると、閉じた唇の端を片方上げて、何とも言い難い雰囲気を醸し出していた。
「はい…事情が事情ですが…琴海様はまだ講師になられた訳ではありません…スクールには…琴海様の将来性を伝えた上で…許可を貰いました…」
「将来性…」
余りの展開に、私の脳ミソは思考が停止しそうだった。