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ラブカルチャースクール 2
第33章 Lesson 柳瀬様
その笑顔に、胸がキュン!となる。

セイジ…

「うん…宜しくお願いします…」

かなり腑に落ちないけど、セイジに明日も会えるんだから、ラッキーだと思おう!

それから小1時間ほど引越しの段取りを打ち合わせをし、一息つくとセイジは再びお茶を淹れに、給湯室に入っていった。

シーン…

ヤナセと二人きり…

毎回の事で慣れている筈なのに、今日はまた一段と緊張感が走る。

ヤナセに聞きたい事がたくさんある…

でも…
聞けない…。

なんとももどかしく思いながら、間を持たせるために、明日からの同居生活の事を少し振ってみた。

「ヤナセさん…色々とご面倒をお掛けしました…明日からの同居、宜しくお願いします!出来る家事はしますので!」

お礼と気合を伝えると、ヤナセは

「琴海様…どうかお気になさらず…凄く頑張っている琴海様に私たちは…励まされていますから…出来るサポートはさせて頂きたいと思っております…」

斜め80度に傾け頭は髪の毛を色っぽく揺らし、更に麗しの笑顔で微笑を放つ。

うぅ…こんな人と毎日顔合わせてたら、ナメクジみたいに小ちゃく溶かされちゃうよぉ〜。

床に溶けている自分を想像し掛けた時…

「琴海様…今仰られた…同居との事ですが…」

前髪の隙間からヘーゼルの瞳を艶っぽく覗き…

ジッと射抜く様に見詰められる。

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